プレゼント◆5と三日月に、ようやく出逢ったはなし
ちょっとは落ち着いたかなと思いきや、結局毎日アイドルのことを考え続ける日々です。
明日でE.T.L初日から1ヵ月と思うと人生あっという間ですね。
ということで、今日はタイトル通り、BttPやE.T.Lの現場の前後に履修したプレ5と三日月のお話をしていこうかなと思います。
しかし、前回みたいに長くなると正直読むのもだるいよ、となりかねないので今回はちゃんとグループごとに区切って感想を書いていこうと思います。人間は成長するってことですね。
【プレゼント◆5】
わたしが年末~年明けにかけてプレ5を履修して抱いた感想はこちらです。
>プレ5は個性の塊なのに5人でいることを誰も疑わないきらきらのアイドル像がそこにあってすごいなあと思う プレゼントっていうネーミングがぴったりすぎる
>プレ5はなんかさすがのカリスマ性というか個性が強いのにまとまっててトリででてくるの満を持して感がすごいな……(ネルフェス)
今思ってもまさにこれ、って感じなんですけど。わたしが唯一ゆるっと知っていたドルステのアイドルグループってまさしくプレ5だったので、なんというか当時の認識が「カリスマ」「ファンサが鬼」みたいなイメージだったんですよね。(ファンサに関してはドルステというコンテンツに対してでもある)で、実際にDVDで見たら思った以上に「子ども」たちの集まりだった。びっくりした。(トッキュウジャーを見ていたときと同じ気分になった)
これはもちろん悪い意味ではなくて。まず、プレ5のやりとりを見て抱く印象は「幼稚園」。カラフルで、にぎやかで、全力で泣くし笑うし突拍子もない理不尽な暴力もあるし、全力でアイドルをする。それはもう全力。「全力」という言葉がここまで似合うアイドルグループも珍しいのではないかと思う。話がとぶけど、同じ顔をしたビジュアル系の人たちがいる意味を初めて知って、なるほどなと思ったりした。始まりがV系でアイドルに転身だったのか~とか、むつきくんが憎めなくてめっちゃ好きだなあとか。
あと、なんといってもプレゼント◆5はヤマトくんの絶対的カリスマ性が、あのバランスをとっている理由だと思って。
いや、だって、同年代のあんなにプリティなお顔立ちの友達に対して「ヤマトの言うことは~?」「ぜったーい!」を誰も1ミリも疑わないでついていけるって、凄いですよね。頼もしいきらきらのリーダー。それでいて誰よりも全力で子ども。駄々もこねるしまぶしいくらいにまっすぐ。裏がない。間違っていたことに気が付いたら、不器用ながらもちゃんと向き合って謝る。出来ることは何でもするし、仲間のために本気で怒る。
ユッキーのほわほわとしていてすぐにべそべそしてしまうところも、サクヤの可愛らしいお顔に対して少しアマノジャクな部分も、ヨーヘイのラップで会話をするところも、スタンスは違えどプレ5をサポートしてくれているムツキも、あと、愛に生きるアキラからの激しい愛も、ぜーんぶ包んで大丈夫だって笑って、誰も置いていかないで、隣にいたまま綺麗なプレゼントにしてしまう大和京介というリーダーの存在が、彼らをきらきらで魅力的で唯一無二のアイドルグループ「プレゼント◆5」にしているんだなあと感じました。
個人的な話ですが、「恋愛至上主義」と「空に落ちる」が曲調的にプレ5で1、2を争う好きな曲なのですが、どっちも芝居パートにおいてめちゃめちゃ大切なフックになっていて、っていうかアキラくんが作った曲だっていうのも元々知らなかったので、天才なのかと思いました。天才だ。アキラくんは色々と激しく、重たく、強く、「動」の部分に目がいきがちですが、誰よりも「静」の部分を担っているグループの潤滑油なのですね。
「これ基本歌だけだから見ちゃおう~」と何の気なしに借りたDVDの中から作業用BGMとして「ドルフェス2015」を再生したわたしの気持ちは察してください。
【三日月】
最近、毎日三日月のことばかり考えていて恋なのではないかと思います。恋かもしれない・・・・・・。
前回のブログを書いたときに少し触れたので、そこまで書くことはないのかもしれないんですけど、まず「ドルステの白はずるい」っていうのが確実にあります。
お金持ちで幼馴染の「三人だけ」でよかった世界から、祐様、要様、順くんをひっぱって、きらきらとした世界を見せた張本人が、白金尊で。三人だけから抜け出して「四人」になったフルムーンが、お金持ちと一般人という生まれた家の違いでばらばらにされて、それでも「三日月」として彼の居場所を残しておく三人。考えれば考えるほどす、好きだ~~~となってしまう・・・・・・。
祐様を初めて見たとき、「こんな爽やかな方が存在するのか」と思ったし、要様をBttPで初めて生で見たときは「大きくて安心感のある方」だなあと思ったし(結成当時と目つきが違いすぎてびっくり)、順くんにメロメロにされたいのでどうにか、どうにかして戻ってきてくれないかなあとか思ったり。
「ごきげんよう」に代表されるように、我々とは生きている世界が違う御曹司なんですけど、三日月の三人はそれをひけらかさないで、けれどその品のよさを最大限武器にしているんですよね。好き。
人の良さ、という部分が存分に見えるのが「オレ悪」。思わずアキラくんが泣いてしまうほどの優しさを何を狙ったわけでもなく与える祐様と順くん。(この三人のやりとり個人的なツボです。日替わりMCひいひい笑いました)
(少し話がとびます)
自分たちに憧れてアイドルを志す人がいて、ましてやその子たちをプロデュースする立場になるなんて、結成当時は思いもしなかっただろうなと思います。その役割を要様に与えるのもまた絶妙だな、と。祐様なら、あのスマイルでさらりとやってのけてしまいそうな気もするし、順くんは、想像だと結構途中でぶつかったりしそうなんですけど、なんやかんや拳で語り合うというか、ばーっと放出して打ち解けあうみたいなイメージなんですけど。あんな保護者みたいにプライムーンを育てる要様が存在するとは思いませんでした。いや、身内と認定すれば要様は甘いんですけど(順くんに甘いのが一番わかりやすいそれ)、E.T.Lのさざ波で自ら3人に歩み寄って一緒に歌う姿を見て、わたしは今すごいものを目撃しているのではないか、という気持ちになりました。(思い返せば恋オトでも結構プレ5に順応していたし、その片鱗はあった)
BttPで強い青アムールとして全通応援(!)を成し遂げていた大野くんが「いつの日か三日月とプライムーン6人が同じステージの上に立つ姿を夢みてしまいます…」という話をtwitterでされていましたが、本当にそれを望むしかないなあという気持ちでいっぱいです。
ということで、昔「テニミュ」というクラスにわたしがいた時にライブを続けていた隣の「ドルステ」クラス、そのプレゼント◆5と三日月をようやく、知ることができました。
これを踏まえて、次はいよいよE.T.Lvol214です!
→次回、結局3公演に増やした2018年バレンタインの品川のはなし
BttPに行くまでと行った感想/「見つかっちゃった~!」が言えるようになったはなし
このハマりたてでもてあましたパッションを落ち着かせるべく続きを書いています。
想像以上に見てくださる方がいて、おどろきつつ、小心者なので変なこといってないかどきどきします。全員まんべんなく書けたらいいんですけど、スマホでピコピコ打つので集中力の限界がくるし長くなりすぎるため割愛している部分もたくさんあるので、いつか個人個人の話もかけたらなあと思います。こんな風にはまった人間もいるんだなあ、とあたたかい目でみてくれると嬉しいです。
■BttPをみにいくまでのはなし
前回鑑賞会を開いてくれたフォロワーさんが、「いま好きになれば1月にアンプラネットを生でみれるので!」と言っていたので、鑑賞会直後「たぶん行きます」と返しました。これは生でみなきゃいけないコンテンツだ、と本能でわかっていたからです。
しかし、たくさんのベテランのファンたちが完璧なペンライトさばきとコールをする中、ひとりだと絶対に怖い。無理だ。そう思ってたところ別のフォロワーさん(白チャ、蒼ビジュー)に「ドルステはお見送りがあるので、それが出てから決めても良いと思いますよ~」とお声がけをいただき、それを待つことに。
運良くキャップがお見送りに来る日(!)があったので「当日引換券2枚買っておきます!」という言葉に甘え、仕事を終わらせ品川へ。スレイジーFinで毎日通ったあの品川へ…………。(余談ですがこの日トラブルがありめちゃめちゃ仕事が忙しく、休憩を取れたのが3時前とかだった。わたし!絶対今日は5時半にあがるので!!!!と事前に言っていたおかげで上司たちに仕事を押し付けて退勤成功)
■わたしははじめて、生でドルステをあびる。
1月9日。
あけましておめでとうございます~と18時半すぎに会場前で合流し、チケット(と何故か当然のように今回のセシィくんのブロマイド)が手渡される。
「1列目ですよ!!!!」
「え?」
事前に座席表が公開されていないeX、当日引換だし1列目っていっても後ろのブロックでしょう、とぼんやり思いながら行き着いた座席、
「…………こんなはずじゃなかったんですけど………………?!」
円形の端っこブロックの最前でした。
目と鼻の先にステージがある、いや、そんな気持ちで挑んでない……(だってメサイアでも最前なんて座ったことがない!)しかも右隣の方が来ず、実質ウェーブの起点……ドルステデビューに優しくない……怖い……と一気に謎のプレッシャーに襲われながらも、これから目の前ではじまるBttPが楽しみで仕方ありませんでした(結局楽しみには変わりない)
「ペンライト持ってきました?」
「あ、家にあったキンブレを」
「貸しますね(過去のE.T.Lのペンライト6本がわたしの膝に置かれる)」
「13本持ってきたんですっけ……」
■BttPを見る前に予習したもの
サマトリ→ウィントリを見直し、CCC(これがほんとうに何回みてもおかしい 土くった(食べてない)のくだりがほんとうに、一人暮らしなのに声をあげてひとりで笑ったし、眼鏡をブチ割るブチ割らないのくだりも笑った マルちゃんが公演を重ねるごとにかっこよくなり、そしてウルトラぶっこみキャラなのがすごい、あとキャップがマルに甘い)を見て、あと今回は要様がいらっしゃる!ということでside三日月とオレ悪を見て!とアドバイスをもらったのでその2作も見ました。わたしが知識としてだけ知っていたプレゼント◆5と三日月をこうして自主的に見る日がくるとは……。
また詳しく(プレ5と三日月両方)書きたいんですが、三日月の曲が全部どストライクでした、Shangri-Laが特にすき!となり、もちろん好きさもすきだし、あれもこれも良い……………。オレ悪のアキラくんの冴えたツッコミと祐様順くんのやりとりめっっっちゃ面白くないですか?????全部笑った、アキラくんのツッコミに弱すぎる。フルムーンの一般人とお金持ち常識ズレな金銭感覚のやりとりも面白かったな……………………いやしかし、side三日月の祐様からリーダーへの呼び方が白金くん→尊→白金くん、に戻って一度別れかけてしまうところがしんどかった。呼び方の変化、三人「しか」いなかった、いなくてよかったはずの閉じた世界をこじ開けたリーダー……白……ウッ…………となりました。あと、プレ5ちゃんたちに囲まれる要様、まるで保護者。(現:青アムール)
もちろんアンプラネットもたくさん見ました!
初演は少し複雑で薄暗い雰囲気が漂う(セシィ(だと思い出した近江くん)が日音くんに詰め寄るところ、鳥肌でした)感じでしたが、推理モノ好きなわたしはわくわくして見ていました。そしてボク名でめちゃめちゃ楽しい!アイドル最高!となり、またヴィーちゃんもいる!とテンションだだ上がり。(身体かえた?うん!の流れは「それだけ?!」と笑ってしまいました)2作みていいなあ、と思ったのはお顔がかわいいエリィくんでした。ああいうまっすぐさに惹かれやすいんだろうか。怪盗、というモチーフも曲調も、CHaCK-UPとはまた違ってかっこいい!
AURORAがすさまじい歌詞とかっこいい曲調でうわあ……すきだ……となったり。予習必須!のワンプラコールを仕事中に頭文字メモで覚えたり。ただ、彼らには「目的のための手段」としてアイドルをやっている、という根底があるので、どうしても、わたしの好きな「きらきら」とはちょっぴりズレているなあ、ともやっぱり感じていました。(でも2作スパンをあけずに見れたので、ややマイルドかもしれない)ちなみに鑑賞会とBttPまでの間に更に別のフォロワーさんからまた色々お借りしてます(アンプラ初演、ボク名、ドルフェス2015、CHaCK-UPVRライブのやつ、コミックジャック)
■そしてはじまるBttP、アイドルとは何か?
「居場所」に気付き、「大切なもの」とは何かに気付き、手段ではなく「日音くんと一緒にアイドルをやる」ことを選ぶまでのお話。みんなが横並びになるまでの、再スタートを切るお話でした。エリィくんのかわいい方の身体がいなかったのが心底もったいない(生で会いたかった……)くらい、目の前でまさに今、アイドルとして輝くまでの工程を1時間で見せてもらいました。そのために、過去の自分に自信のない日音くんや、すでにアイドルとして大成功している要様、また三日月の大ファンで未来(!)からきた3人組など、様々な「アイドル」に関わる子たちを並べてきたのだろうな、と思いました。(個人にプレゼントなんてずるいですよ~!とか要様!今度僕とツーショットチェキを!ツーショット!!!とか我々寄りの発言がすごく面白かった)(あと日々進化するジェームズの顔芸)
作品への感想の深いところは先輩方のがすでにあるはずなので、とりあえず生ドルステ初見の人間のその日の感想を見てください(見終わって鍵垢でばーっと書いたやつ)
>要様といるときに日音くんが「仲間……?」って言った瞬間ぶわって鳥肌がたって、セシィが「どっちもだ」ってまるでエリィたちみたいに子どもみたいなわがままをいって、あんなに一番「姉さん」である「日音」に固執していたはずなのに日音を「家族」といったのがもうだめだった 互いの居場所に「アイドル」があってよかったな……とぶわわと泣いてしまった それにしてもFブロック最前だとラストシーンにセシィの手首についてるブレスレットがめっちゃ見えた すごい慈しむ顔をしてそれを見ていたよ。
わ、わかる~~~~~~(2ヶ月前の自分と解釈一致)
そしてやはりわたし好みの1時間という上映時間。
2時間15分ある舞台なら再度過去にとばされ「どっちも」を手にすることはこんなにも大変なんだ、ともうひと悶着絶対あるだろう、という部分をすっぱり見せませんでした。無事に姉さんが眠っているブレスレットを腕にはめて、幸せそうに微笑む姿が全てを物語ります。その先でなにがあるかじゃなくて、「どっちも頼む」という選択をしたことが大事なんだ、というはなしなんだろうなあ、となりました。
ちなみにDVDだと1時間の内容で体感時間100分!おなかいっぱい!となっていたんですが、生でみると体感時間40分!えっもう終わり?!でした。もっと見たい。
■アイドル最高~!
結局6本お借りしたペンライトは持てず、3本を左手に、右手はキンブレで参戦。
厳さんと「アイドル好きー?」「大好き~!」「アイドル最高ー?」「最高~~!!!」を生でやれる感動ったらなかった……!!!すごい、DVDでめちゃめちゃ見たやつ!!!!!!(ちなみに、隣のフォロワーさんは「ここだけ元気だねえ!」と厳さんに言われるくらい声が出る方だったので、わたしも恥ずかしがらず声を出せました!たのしい!)ライブがはじまり、get STARを最前であびるわたし、す、すごい…………アイドルが目の前にいる~~~~~~……!正直もうきらきらにやられて覚えてないんですけど、「人間ってこんなに目を合わせてくれるんですね……」って終演後フォロワーさんに言った。あとネタバレフライヤーを終演後に見てプライムーンの苗字でひっくり返った。
(以下、初見ファンサ備忘録にとまとめて書いておいた感想が愉快なので笑ってください)
>(まず勘違いではなく目が合う、じーっと目を合わせてくる。君だよ!みたいな感じ はい、ってなった(サティちゃん)ポミィちゃんは、圧がすごくて思わず後半ペンライト色かえた(アイドルだった)マーニィちゃんはぎゅんっと正面から視線あわせてわたしがにこっとするとあっちも「笑ってくれた!」みたいにもう1回リアクションくれた(かわいかった) 要様にファンサをいただいたのは後半 記憶が曖昧だったけどフォロワーさんに後から「要様からもらってましたね!」と言われて自意識過剰じゃなかったと気づく 粘って青をふっていたら最後の方にセシィくんからがっつりファンサをもらう セシィくんスタイル良すぎてほぼ足 プライムーンのみんなもデビューしたばかりなのにあちこちにくれる 宵くんがしゃがみこんでがっっっっつりくれた しゃがみこんで歌われるなんてこの先の人生ないだろうな、ってなった のんちゃんは赤たいてたフォロワーさんめちゃめちゃきてたけどこっちにもにこっとしてくれた 朔くん狙い撃ちして青ふってたらちらっとくれた(気がする) 誰か指さすタイミングで指さしてくれたんだけどキャパオーバーで忘れた……
今みると浮かれていて恥ずかしいけど、アイドルにファンサをもらう、という経験がなかったので色々と刺激が強かったなあと思います。楽しんでるな……!
あと、真っ先にAURORAを歌ったこと、全員でダンスをしたことがあまりにも衝撃でした。AURORAは歌詞とメロディもあいまって、ひとり(もうめっちゃ「姉さん」)を想う切ない曲で、最後に歌われるもの、というイメージがあったので、ぶっちゃけ「や、やられた……!」となった。これを最初のソロ曲として歌って、全員その場にいること自体すごく前向きな、あたたかい、アンプラネットにとって意味を持った構成になってる!
(以下、再び初見の感想から)
>マーニィちゃんの新曲めっちゃよかったし後ろで踊るセシィの時計の針みたいな指の動きのとこ好きすぎて見とれてしまった 初恋と似たような女性的な振り付けと男性的な振り付けがいい塩梅になった振りで最高 ワルツ好き
あとどう見ても三日月……!となるプライムーンの衣装にカラーリング、「応援してくれるよね?」「もちろんです!」の意思統一(くれるかな?だっけ)、要様プロデュースだから高貴な?三日月っぽい?曲でくるかなと思ったらきらきらで眩しいくらいの正統派アイドルソング!(思わずプレ5っぽい、と思った)に続いて、生Shangri-Laの破壊力………………(ジャケットプレイにきゃーきゃー言うの、立海ぶりなんですけど……)手を喉元で小指からとじていく振り付けのとこめっっちゃすき…………
ライブの感想になると一段とチープな感想になるんですが、プライムーンとドルステファンの関係に対して一番感じたのはこれです
>昨日初生ドルステデビューを果たしたわたし、すごいなあと思ったのは今回初登場のプライムーンにすでにうちわがあってコールも軽く出来つつあったこと お客さんが彼らを「アイドル」にしている感じがした
予習してきたワンプラのコールもばっちり、SOJの振り付けもできてご満悦なわたし、ここにきて再び意味を持つ「with you」にやられます。だって、ずるいじゃん。今まで「こんな前向きな曲は手段としてアイドルをやっているという本質を知っているわたしたちには、彼らの曲としてピンとこない」と思ってるじゃないですか。BttPをふまえてのこの曲、泣きますよ(すぐ泣くマン)(きらきらアイドルに対しての耐性がなさすぎる)
あとあと、ラストみんなで歌うのが三日月の「Thank you for…」!!!!だ、大好きだ~~~!(予習したので聞いたばかりだった、めっちゃ好き)なにが好きっていっつも聞くたびに思うんですけど、こんな明るいアイドルソングに「怯む」とか「迷う」とか、そういう歌詞を持ってくるところなんですが伝わりますかね…………。
■まだキャップがいるんですか……?
2時間を心行くまで楽しんで、ぜえぜえと息切れをしているわたし。お見送り待機までの時間でフォロワーさんに言った一言が「(こんなに楽しんだのに)まだ(お見送りに)キャップがい(らっしゃ)るんですか…………?」でした。フルコースを味わった後に待っているもう一回、一瞬だけのフルコース(?)一言だけなら声かけられますよ!と沢山の人に言われてきたので、とりあえず、あなたのおかげでアイドルが好きになりましたと伝えよう、と思ってました。もうこれでもかというほどどきどきしながら歩いて、真っ先に見えたのが縦に長すぎるイケメンセシィくん、と、(セシィくんの)愛しのポミィちゃんの間にいらっしゃる、き、き、き、キャップ~~~…………!(実在している)あの宇宙服のキャップ、笑みを浮かべていらっしゃるキャップ、どうしよう、うわあ、と思いながらも「あの、キャップ大好きです」「私もだよ」という会話をすることに成功しました。フォロワーさんに返事が返ってきた!と呆然としながら伝えた30秒後に「私キャップになんて言われましたっけ……」と記憶を失うポンコツっぷり(「ヴィーちゃんに記憶もってかれてますよ!」と笑われました)
■気が付くと増えていくチケットと、みつかっちゃったはなし
長くなってきたのでまた別に書こうとおもうのですが、BttPですとんと応援したい子が決まりました。2部が終わった瞬間に「…………あの、今から応援すればプライムーン古参ですか…………」「そうですよ!!!」というとち狂った会話をしました。青ティアラです。小さいのにブレインで動きが大きい男の子、好きにならないわけがなかった…………。週末に観劇する別のフォロワーさんたちにあわせてチケットを増やし、更に「プライムーンのお見送りに行きたい」と後日発表されたプライムーンお見送りの日のチケットも増やしました。1回の予定が計3回に。毎回泣くし、「家族のことだもん!わがまま言わせてよ!」のマーニィちゃんが日に日に良いな……と思って最終日(前楽)に黄色を最初からセットしていたら、「みーつけた!」でマーニィちゃんの指差しをいただいてしまい、わたしが唯一今まで恥ずかしくて言えてなかった「見つかっちゃった~!」が自然に黄色い声で出てました、ちょっとくい気味で。あの日、わたしはちゃんとドルステのファンの一員になれた気がします。
ちなみに朔くんうちわをつくって(うちわ作るの、ほぼ人生初めて)お見送りも参戦しました。朔くんのこと応援します~!と伝えると驚いた顔のあとにぱっと笑顔になって眼鏡をくいっとしたあと、投げチューをいただきまして、ああ一生懸命なファンサかわいらしいな…………とほくほくします。キャップに対しての恋のようなどきどきとはまた違う、「この子を応援したい」という気持ちにさせてくれるなあ、とこのあとわたしはETLも増やすことになります。
■今更だけどAWについて
そういえば、と思ったので最後に。
初見のひとには難しい!といわれているAWについてですが、わたしは例えば二次元のアイドルの「○○が好き=その声優さんも好き・詳しい」みたいな文化があまり得意ではないので(アイドルだけ好きでもいいじゃない!という感じ)AWというお約束はむしろありがたかったです。ああ、わたしは純粋にアイドルを応援していていいんだな~と嬉しくなります。大人たちがみんなで作り上げていく「きらきら」しかないドルステ、あっているなあと思います。アイドルの葛藤が「アイドル」故のものばかりなのもすごくあっていて、重たい過去とか後ろめたいスキャンダルとか、芸能業界の闇の部分とか、そういう見たくないところをシリアスに長々と持ち込んでいないのも好きです。ドルステを知れてすごく嬉しい。
→次回、歌って踊る生キャップに号泣するE.T.L vol214、もしくはBttPとの間に見たプレ5と三日月、もしくはわたしがプライムーンにはまった理由(未定)
きらきらの宇宙人アイドルと出逢ったはなし
人生の半分以上をテニスの王子様といっしょに過ごしてきたわたしにとって、「アイドルステージ」は常に隣にあったコンテンツだったと思う。隣のクラスで笑い声だけ聞こえてくるような存在。
でもいろんな人からオススメされても一歩踏み出さなかったのは、高校からの友達が入れ込んでいた「プレゼント◆5」の活動休止発表時の反応(悲しみとか)をリアルタイムで知っていたからだと、今考えると思う。「毎日追いかけていたものがぱっと目の前からいなくなってしまう」世界に、自ら飛び込む勇気はなかったのだ。(とかなんとか言ってますが単純にきっかけがなかっただけです!)
それから数年、2017年11月下旬。
とある舞台の映像を見た後に「〇〇さんの舞台がもっと見たい」とツイッターに呟いた。TLに5人くらいいるドルステ民たちが一斉にふぁぼやら布教やらで反応をくれた。「〇〇さんは出ていませんが、〇〇さんにお顔が似ている方がアイドルをしています!」ああ、聞いたことがある、CHaCK-UPだった。
ふと、「今かな」と思ったので、「貸します!」と言ってくれた皆さんに「隣で誰か一緒に見てほしい」と言うと、ひとりのフォロワーさんから「鑑賞会やりましょう!」と声をかけていただいた。さくさく話が進んで12月3日の日曜日にカラオケで鑑賞会しましょう!予約しますね!と鑑賞会が決定した。メサイアやスレイジーやら、布教マンをし続けたわたしだが、そういえば誰かに布教してもらうのは初めてだな、と楽しみにしていた。
来たる12月3日(すぐきた)。
はじめて降り立つ駅だったのでナチュラルに山手線の方向を間違えつつも、やってきました10時間鑑賞会!
ラインナップはこちら。
わたしが反応したのがCHaCK-UPのお友達(CUF)だったのでCHaCK-UPの初演(サマトリ)からみることに。
ラフォーレのあそこで?!と驚きつつ、開始20分ですでに「え、面白い」「でしょ?!」「こんなに面白いの……?!」「やった~嬉しい!」という会話をするくらい、めっっっちゃ面白い!
テンポよく進む会話、キャラの濃い学生と先生たち、ネルケ~!という感じのカラフルな照明にテンションのあがる音楽、そしてなにより、ストーリーをうまく1時間にまとめて起承転結を持たせているところ!時間をかけるところとざっくりカットして先に進んでしまうところの脚本の塩梅がすごく好印象でした。長すぎる舞台はつかれてしまうので……。
畳み掛けるギャグ(テンマ先生の存在に1回も勝てなかった)、円形故の構成の楽しさ、全然この子たちのことを知らないのにヒヤマくんのかっこ悪いです!シーンで泣きかけるわたし。いや、まだこの子たちのこと知って40分くらいなのに!となりました。アカネちゃんの翻訳機がなおって正しい言葉の意味を伝えたところもすごくよかった。個人的に、美波くんに誘導されてきみちゃんがから回っている「見ていられない」シーン、ああいうの長くかかると生理的に駄目(ドッキリとかモニタリングとかが苦手)なので、いい塩梅でホッとしたりもしました。
で、そこから怒涛の盛り上がり!
CHaCK-UPの由来を知った時は思わず鳥肌がたちました!なるほど!そしてきみちゃん親衛隊(勝手に呼んでる)が「いいですね!」「面白いね」とのってくると、舞台上が一気に明るくなるのを感じました。華やかになった。きみちゃんは笑顔が似合うな~!となりました。味方だったはずのリンゴくんまで「きみさん」の意見に賛成して、ひとりになった美波くんの、後戻りできない強がり具合もよかった。もちろん許さないし認めたくないけど「きっと認めてしまうんだろうな」と心の底で1ミリだけ思っている部分、にすごくエモさを感じました。
というか、きみちゃんがすごい。
あのまっっっすぐな言葉が許される、言う人が変われば真実味がなくなるような「お前たちが必要だ」みたいなああいう、ああいう言葉。それを信じたくなる人徳。周りの人たちがきみちゃんに持つ感情。すごい、きみちゃんは天才だな、となりました。
で、ライブパート。
鑑賞会主催のフォロワーさんがたくさんペンライトを持って完コピしてました。
知ってたけど最高に楽しい~~~~~!!!!(ネルケの女)キャッチーな音楽と歌詞!これ!まさにだいすきなやつだ!!、!!!初恋シチュエーションのPerfumeみたいな女の子っぽい動き+男性アイドルにしかできないダイナミックな動きがあわさった振り付けが最高……!SOJ学院校歌の振り覚えたい!無重力LOVEめちゃめちゃすき!!!!!最高!!!!!としていたら終わりました、あっという間……!個人的に無重力LOVEのバックダンサー(?)がキャップ親衛隊だったのがテンションあがりまくりました!あとカメラワークがいきなりライブみたいな(ライブなんですけど)いろんなアングルからになってすごかった、思わずカメラワークやばくないですか?!と言った。あとミミタの自己紹介の口上を聞いて「昼と夜……?」といったら「マチネとソワレで対応が違うんです」って教えてくれて「ええ?!」となりました。当時「16時公演ってマチソワどっち?!」ってなったと聞いてめっちゃ笑った(ソワレ扱いだったらしい)あとちょいちょい全力で勝ちにくるテンマ先生に完敗でした(ビンタして~~!!!)
ほんとうにうまい!と思ったのは、普通のアイドルだとCDを買ったり雑誌を買ったり音楽番組を見たりしてどんどん蓄えていく情報を芝居パートでどかん!とやることで、曲の歌詞の意味や、歌う組み合わせに意味を持たせてくるところ。あんなに「自称天才」でいつでも口を開けて笑っているきみちゃん、と、マント(ずるい)をひらっとやって静かに、そして力強くアイドルをしている高貴なキャップを続けて見せられたら………………堕ちないわけが…………なかった…………(現:白チャーム)
そんな感じで10時間しか(しか?)ない中でサマトリ、ウィントリ(きみちゃん穣くんがOBでふたりだけ私服で出てきた瞬間ガッツポーズした)(この人たち、地球で写真集出したんだって~!→写真集なんてあるんですか?!→こちらになります(現物持参)の流れが非常に愉快だった)、エピゼロ(ヴィーちゃんが最高にすきだった、バイトのくだり今でも面白い、ドロシーちゃんに会いたい、レイ皇子……………………………………………………………)、ボク名(初アンプラネット!!!!!)を見せてもらいつつ、名古屋でいっかい起きたミミタとかも見ました。いやあ、面白いがすぎる、ドルステ……。
プレゼント◆5と三日月と、あとCCCをお土産にお借りして(代わりに差し出したメサイア-翡翠ノ章-)10時間鑑賞会終了。その後の大戸屋で「何チャームですか?」と聞かれ、「普段だと黄色属性に弱くて、実際ヴィーちゃんずっと出てたし最高に可愛いしミュージカルだと途端に喋り方が『テニミュの柳蓮二』になって最高だったしなんか色気もあるし…………いやでも、キャップが………………悔しい…………普段顔が濃い人を好きにならないのに……キャップ………………」と黄色と白で揺れたまま解散しました。帰りの電車も帰ってからも、翌日の仕事中も、ぐるぐるアイドルの余韻に浸りながら生活をしておりましたが、
翌日、そう、12月4日、月曜日の夕方。昨日鑑賞会を開いてくれたフォロワーから、仕事中にリプがとんできてました。なんだろう、と開くと。
「ヴィーちゃんとキャップがいるETL決まりましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「えっえっえっ いきたい!!!!!!!です!!!!!!うわあ」
CHaCK-UPに触れて1日。
狙い撃ちされ、あっさりとドルステデビューが決まりました。
→次回、アンプラネットとわたしとBttPのはなし
メサイアのここがすきだというはなし
井澤勇貴・杉江大志出演!
— DMM.com (@DMM_com) 2017年9月19日
「メサイア」シリーズの新作舞台「メサイア ―悠久乃刻―」が
DMMにて配信開始!→https://t.co/3DiUtUV9iD#メサイア #悠久乃刻 pic.twitter.com/BSJSy8LOPo
【ニゴステ|#GYAO】「メサイア-悠久乃刻-」GYAO!ストアにて期間限定でのアーカイブ配信を開始しました。東京公演千秋楽公演より舞台本編の配信となります。番組詳細をご確認の上ご覧下さい。https://t.co/dyFcjfEkSk #メサイア #ニゴステ pic.twitter.com/5ns1rOKqFi
— GYAO! (@Yahoo_GYAO) 2017年9月19日
だいすきなRYTHEMに出会った、11歳のわたしへ。
RYTHEMの話をします。
当時の話をするので、きれいな感情ばかりではないかもしれないです、自己責任でお願いします。
▼この記事は私の記憶だけで書いていますので、時系列はぐちゃぐちゃな可能性があります。
何で今更RYTHEMのことを書こうとしたかははっきりしていて、現在ソロ活動をしているYUIさん(新津由衣さん)が本名に改名して1からスタートするという記事をあげていたから。なんか、それを読んだら、書かなきゃいけないなって。
わたしの音楽は、ぜんぶRYTHEMでできている。
今でもはっきり『出会いの日』を覚えている。
小学6年生、わたしがまだ誕生日がきていない時。だから11歳のわたし。当時大好きだったNARUTOの1時間スペシャル、内容的には中忍試験のはじまり。オープニングがアジカンの『遥か彼方』にかわり、そしてエンディングがRYTHEMの『ハルモニア』になった瞬間から、わたしはRYTHEMに恋をした。
サクラといのが歌っているアニメーションの中流れるのは、すてきなハーモニーと不思議な歌詞の曲。NARUTOが終わるとすぐに、録画していたビデオテープを巻き戻して、何度もテレビに耳をくっつけながら歌詞をききとった。CMが入っていて、RYTHEMというグループのデビューシングルなんだと知った。
当時11歳のわたしは、CDは『レンタルするもの』だと思っていた。だから、近所の文教堂に行って、ハルモニアのCDを持ってカウンターにいった。身分証がない子供にはレンタルカードが作れないことを、店員さんが教えてくれた。同じ店内にはCDショップも入っていて、そこでCDは『買えるもの』なんだと知った。わたしは、RYTHEMのCDが欲しかったので、親に頼んで持っていたゲームを売ってもらった。コナンのプレステのゲームは確か1500円で売れた。そのお金で、わたしは生まれてはじめてCDを『買った』のだ。
どっちがどっちか分からないくらい似た歌声、不思議な歌詞、高校生デュオ『RYTHEM』に、小学生のわたしは夢中になった。
ラジカセに耳をくっつけながらYUIとYUKAの声を聞き分けて一緒に歌っているうちに、自然とハモるということを覚えた。同じくNARUTOが好きな友達と、学校の休み時間に一緒に歌ったりもした。『てんきゅっ』がニューサマー便としてセカンドシングルになった時は、わたしが住んでいる地域でインストアライブをやった。水の広場、っていうへんなスペースだった。友達と行って、初めて生でみるYUIとYUKAは制服(っぽい衣装)を着ていて、可愛いお姉さんたちだった。CDをその場で買うとお渡しだかサインだかステッカーがもらえるだか、何かあったけれど、小学生のわたしにはすでに持っているCDを買えるだけのお金はなかった。ただ、お渡しをされている大人たちが流れていくのを羨ましく見ていたのを覚えている。
その年のクリスマスプレゼントはCDプレイヤーを頼んだ。これでいつでもイヤホンからRYTHEMが流れてくるのだ。
RYTHEMは、わたしに色んなことを教えてくれた。まず、ラジオを聞くというきっかけになった。オールナイトニッポンいいネ!の最後の方のコーナーであった『RYTHEMマイダイアリー』を聞くために、両親にバレないように夜中まで布団の中で起きていたのは今でもよく覚えている。当時は当然携帯電話なんて持っていなく、(寝たふりをするために)電気も消さなきゃいけなかったので、何度も寝落ちしてしまったりもした。(当時出来たばかりでタイトルのなかった、『無題』が大好きだった)
そして、カラオケに行く楽しさも知った。例の友達とRYTHEMばっかり歌っていた。事務所にハガキを送る、ということもはじめてだった。たしか、何度か年賀状を送った。
勝手な話だけれど、『万華鏡キラキラ』が、RYTHEMにとっての転機のように思えた。発売日は、中学1年生になったわたしの誕生日だった。5月26日、わたしの13歳の誕生日。どきどきしながら学校帰りに文教堂に寄って、CDを買った。いままではアニメのタイアップが多かったが、やはり地上波のドラマ主題歌の影響はすごい。RYTHEMがミュージックステーションに出る日が来るなんて、夢にも思わなかった。すごかったなあ、あの時は本当に嬉しかった。
ファーストアルバムである『ウタタネ』が発売された時も、水の広場でインストアイベントがあった。わたしは友達と開店同日にかけこんで、最前列の真ん中の席を確保した。
初回限定盤を先に買って、通常盤をイベントで買った。だから、去年のわたしがうらやましく見ていたお渡し会に、参加できたのだ。何を話したかはもう覚えていないが、その時のサイン入り歌詞カードは、今でも大事に持っている。
『ホウキ雲』から、YUKAがアコギを使うようになった。わたしの両親もアコギを持っていたので、教わるようになった。中学で出来たRYTHEMが好きな友達(リズ友)はピアノがうまかったので、よくふたりで遊んで、『RYTHEMごっこ』をしていた。この頃には、たいていの歌ならさらっとハモれるようになっていた。わたしの音楽の全ては、RYTHEMでできていたのだ。わたしは彼女たちが作る、仲の良すぎる彼女たちしか作れないファンタジーな世界観と、心地よいハモりと、それら全てが大好きだった。『夢現ファクトリー』がとにかくアルバムとして素晴らしくて、家族で出掛けるたびに車で流していたものだから、家族全員が歌えるようになっていたのも懐かしい。
『桜唄』、『蛍火』、『首すじライン』どこだったかな。『首すじライン』が決定的だったかもしれない。うん、多分それだ。
「あれ?」と思った。
RYTHEMが、恋愛の歌をうたっている。ちがう、RYTHEMが「恋愛の歌ばかり歌うようになった」と感じるようになった。わたしはたしか16歳、高校生になっていた。RYTHEMはとっくに大人になっていた、だから仕方ないのかなとも思っていた。いつまでも、ファンタジーで友情で、だけをおして売っていけないのかなって。でもわたしはそれが嫌だった。『RYTHEM』が『RYTHEM』じゃなくなる気がして嫌だった。3枚目のアルバム『23』には、『蛍火』も『桜唄』も、わたしが大好きだった『霞桜』も入っていなかった。不思議で、幻想的で、非日常感のある曲じゃなくて、大人っぽくて、かっこよくて(タイトルも英語が多かった)、恋愛の曲ばかりだった。その頃には、どっちがYUIでどっちがYUKAが歌っているか、いちど聞けばわかるくらい、歌い方も違うようになっていた。
それでも、札幌でライブがある時は足を運んだ。わたしがはじめて聞いた時から大好きだった名前のないあの曲が1曲目から歌われた時は、涙が勝手にあふれてきた。背が小さくてふたりがほとんど見えなかったわたしは、MC中にふたりが「見えない人いたら気にしてあげてね~」と声をかけてくれたおかげで、周りの人があけてくれて、ようやく見えるようになったのも覚えている。幸せな空間にいるのだと思った。はじめてNARUTOのエンディングで『ハルモニア』を聞いたあの日から、わたしは幸せなんだと思っていた。
解散発表の日、「嘘だ」ではなく「やっぱり」と真っ先に思ってしまったのは、わたしも大人になったからなのだろうと思った。このまま『RYTHEM』が『RYTHEM』じゃなくなるのなら、わたしはそれが最良なのだと思っていたから。どんどんファンタジーではなくなって、色んなJPOPに埋もれるような恋愛の曲になって、強みであったハモりのパートもほとんどなくなって、これが『RYTHEM』かと言われると、わたしにはわからなくなっていたから。大好きだったんだけどな、大好きなんだけどな。ぐるぐる考えて、悲しくなった。2010年、わたしがRYTHEMに出会ってから7年以上が経っていた。当時ぎりぎり11歳だったわたしは、19歳くらいになっていたはずだ。彼女たちがデビューした年齢をこえてしまっていた。それでもわたしはまだ、彼女たちが高校生の頃にたくさん作ってくれていた、きらきらした唯一無二の楽曲のファンだった。ラストアルバム『リズム』に『無題』が入っていたのが嬉しくて、嬉しくて、でも悲しくて、こうしてRYTHEMは解散してしまった。(コンプリートアルバムに『あいのことば』が入っていたのは良かった。恋愛、だけではない『あい』を、RYTHEMでなら続けて発信できたと思うのは、ファンのわがままなんだろうけど)
おふたりがソロで活動をはじめて、最初こそ追っていたが、最近は(申し訳ないが)全然聞けていなかった。そんなタイミングで、YUIさんが本名で活動していくという『決意』のブログを読んで、わたしの大好きだった『RYTHEM』を思い出した。
ふたりが描く、ファンタジーということばだけでは語りきれないような、夢のように幸せで、時には何かが起きる旅の途中に連れていってくれたり、三日月にもたれかかったり、キセキをおこしたり、そんな、『ありふれていない』世界にいつでも連れていってくれる、RYTHEMが大好きだったことを思い出させてくれた。気づいたら夜中にぼろぼろ泣いていた。もう26歳になってしまったわたしが、11歳のわたしみたいに泣いていた。26歳だって、わたし。先月誕生日を迎えて、「何もしていないのに歳だけ重ねていく自分」が怖くなったばかりだった。RYTHEMを知ってから、もう14年ちょっとも経ってしまった。わたしだって、年齢だけ見ればもう充分「大人」だ。やだな、大人になりたくないな。でも大人にならなきゃな。これがきっと、YUIさんもブログでいっていた、「封印」しなくちゃいけない感情なんだろうか。
ぐちゃぐちゃでまとまりのない、しかもオチも特に綺麗じゃない話をここまで読んでくれた方、ありがとうございます。RYTHEMをもし知らない方がここまで読んでくれていたら、ぜひ聞いて下さい。『ウタタネ』から『リズム』まで、アルバムだけでもいいですが、よかったら、RYTHEMはカップリング曲まで素晴らしいので、シングルもどうにかして聞いてみて下さい。CDをかければ、いつでもRYTHEMだけの世界に連れて行ってくれる、音楽は、いつでも色褪せない。すごいなあ。
ただのファンより、元RYTHEMのおふたりに愛をこめて。