セカンドステラさんのオンラインマダミスであそぼう!
■観劇オタク、マーダーミステリーで遊ぶ
このご時世、持っていた舞台のチケットが元の現金になることばかりで外に全然いけなくなっちゃったから、ユドナリウム で遊べるマーダーミステリー(以下マダミス)をフォロワーとたくさん遊びました。マダミスとは?というのはわたしの好きなオモコロさんの記事があったのでリンクしておきます。
簡単にいうと「推理小説の登場人物になって事件の真相を明らかにする」ゲームですね。専門のお店もあって、そっちだと6~10人くらいで遊べる。脱出ゲームのように、その場で集まった人と1回かぎりの物語を楽しむ感じです。わたしもオンライン以外だと5~6回くらい遊んでいます。
■セカンドステラさんのオンラインマダミスが楽しい!
タイトル通り今回の主旨はこれです。
オンラインでできるマダミスを多数配信してくださっているのがこの「セカンドステラ」さん。無料シナリオから700円以下で遊べるシナリオまで、現在(2020年4月28日)遊べるシナリオはなんと8つ!
今回は「マーダーミステリーやってみたいけどたくさんある……初心者はどれがいいの……?」と迷ってしまう方のために、全部遊ばせていただいた一般人のオタクがネタバレなしの感想を書くことにしました!ありがとうセカンドステラさん、素敵な作品たちのおかげで、外に出られないオタクたちも楽しめています。
■無料シナリオ『腐女子山荘殺人事件』
◆人数
どちらでもプレイ可能です
◆時間
1~2時間
◆販売価格
完全無料(スマホ対応)
初心者おすすめ度:★★★★★
ロールプレイ楽しい度:★★★★★
GM難易度:★
元ネタはtwitterでバズったやつなので聞いたことある方も多いかも?
とにかく無料なので、「マダミス気になる」という腐女子(もしくは腐女子に理解があるオタク)にオススメです。原稿合宿のためにオタクたちが山奥の旅館に泊まるお話。GMなしでも遊べるタイトルなのですが、オンラインでやるなら時間管理とかの関係でGMいた方が便利だよ~と思いました。なので、GM難易度は低め。
とにかく「警官にオタク(腐女子)だとバレないようにするロールプレイ」が楽しくて、制限時間まるまる一般人アピールに使い切った回もありました。茶番大好き。
■正統派マダミス『亡霊島殺人事件』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
1~2時間
◆販売価格
580円
初心者おすすめ度:★★★★★
正統派マダミス度:★★★★★
GM難易度:★★
過去に無人島で起きた転落事故。
その時と全く同じ状況で今度は別の友人が転落死し、その友人の部屋には「迎えに来たよ」というメッセージが…という、いかにも、いかにも推理小説!!!というタイトルです。わかりやすい導入のため、金田一やコナンが好きな方にオススメ。後述する続編もあるので、とりあえずどれか買って遊んでみたいな!という方にもオススメです。
■悲劇は繰り返す『亡霊島殺人事件 Next loop』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
2~3時間
◆販売価格
580円
初心者おすすめ度:★★★★
キャンペーン満足度:★★★★★
GM難易度:★★
前述した『亡霊島殺人事件』の続編。
キャンペーンシナリオの第2弾ということで、前作をプレイされた方のみ遊べます。
わたしが遊んだ時は同じメンバー、同じGMでのプレイだったので、前作と同じ登場人物を担当しました。前回との情報が頭の中でごちゃごちゃになってとてもオススメです!(笑)今回感想を書いている全8作の中で個人的に一番楽しかったシナリオがこれ。(理由:「推理」と「ファンタジー」を区別して遊ぶことができるから)詳しく言うとネタバレになるのでこれくらいですが……三部作ということでファイナルを今か今かと待ち続けております。
■オタクならみんな大好きホームズとモリアーティ『J・モリアーティの暗躍』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
1.5~2.5時間
◆販売価格
680円
初心者おすすめ度:★★★
ロールプレイ楽しい度:★★★★★
GM難易度:★★
「気をつけろ、この中の1人は変装したモリアーティだ」
この台詞を見ただけでワクワクしませんか?オタクはみんなシャーロック・ホームズが好き。そんなあなたにオススメなのがこのシナリオ!初心者おすすめ度★3にしましたが、題材が好きなら真っ先にこれをやっても良いかもしれない。ただ、担当する登場人物によってはめちゃめちゃ悩むかもしれない。とても面白いシナリオでした。登場人物ひとりひとりが知っている名前なので、探偵と助手とか警部同士とかのロールプレイもこのシナリオの醍醐味のひとつ!
■推理が飛び交い「ウホ」が舞う!『宇宙ゴリラパンデミック!』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
1~2時間
◆販売価格
580円
初心者おすすめ度:★★★★
飲酒推奨度:★★★★★
GM難易度:★★★
世の中には「ゴリラ人狼」なるものも存在するらしいですが、こちらはマダミス界のゴリラを担っています(?)とにかくウホが舞いました。この「ウホ」以外の部分は結構シンプルな謎解きのため、初心者にもかなりオススメ!下手に小難しいキャラクターを演じるより、こういうわかりやすいロールプレイの方が遊びやすかったりするので、がんがんハードルを下げて遊んでほしいです。1回遊んだら他のプレイも見学したくなるタイトルでした。案の定ひとのプレイ聞くのすごい楽しかった。
「原稿の締め切りに追い詰められてる時に見る夢」「高熱が出た時に見る夢」という感想を獲得したこのマダミスのユドナリウムデータ。ぜひ味わってみてください。
■4人のオカルト愛好家たちの物語『旧き支配者に冒涜の贄を』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
1.5~2.5時間
◆販売価格
580円
初心者おすすめ度:★★★
ゲームシステム:★★★★★
GM難易度:★★★
愛武蔵人(あいぶ くらと)という富豪が死去し……という導入からわかるように「クトゥルフ神話」をモチーフにしたシナリオです。ただ、もちろんクトゥルフの知識がなくても楽しいですし、ちょっとでもかじっているとより楽しいシナリオかと思います!セカンドステラさんの中でも特に「おお!」となるゲームシステムだったので、ちょっとマダミスに慣れてからプレイした方がより楽しめるかも?わたしは最近クトゥルフ神話TRPGで遊びだしたこともあり、ノリノリで遊びました。
■記憶を取り戻して、元の世界に戻る『夢幻世界と秘密の恋』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
1.5~2時間
◆販売価格
680円
初心者おすすめ度:★★
意外性:★★★★★
GM難易度:★★★★
「きらきらでかわいい!わたしこれやりたい!」
メインビジュアルを見てそう言ったのを覚えてます。
とにかくGMが大変そうだったので(笑)この中だったらちょっと慣れてきた頃にやるのがオススメです。全員が「記憶を奪い取られている」ところからのスタートなので、いつもみたいに最初からガンガン話す!ということができないのも新鮮でしたね。これも他の人が遊んでいるのを観戦したい!
■あの日に起きたもう一つの物語『黄衣島脱出の裏側にて』
◆人数
5人(プレイヤー4人+ゲームマスター)
◆時間
1.5~2.5時間
◆販売価格
680円
初心者おすすめ度:★★
クトゥルフ神話:★★★★★
GM難易度:★★★★
今年の2月に猿島で行われたセカンドステラさんの謎解きイベント『黄衣はためく島からの脱出』の裏側を描く、というシナリオ。もちろん参加していない方でもマダミス単体で楽しめます。
☝リアルイベントはこちら(イベントは終了しています)
こちらもクトゥルフ神話をモチーフとしているタイトルなので、クトゥルフ神話を知っている方は冒頭からニヤリとするポイントがたくさんあります。わたしはGMだったのですが、これとにかくGMも面白い!現在の最新作ということもあり、セカンドステラさんのタイトルの中で一番最後にプレイしたのですが、ある意味「セカンドステラさん慣れ」してきたプレイヤーも「あ~~~!?」となりながら楽しんでいた印象です。いつか猿島に行く機会があったら、このマダミスを思い出すんだろうな…(笑)
■みんなも気軽にマダミスで遊ぼう!
以上、8作品。
ざっくりとした個人的主観による紹介をさせていただきました!
舞台オタクに限らずオタクあるあるだと思うんですが「自分じゃない誰かになってみたい」「台詞を喋ってみたい」とかって一回は思ったことあると思うんです。マダミスは気軽にそれが出来ちゃうので、実はエンタメ大好きなオタクと親和性が高いんです!わーい、マダミス楽しい!
あと、マーダーミステリーは「犯人を捜す」というメインミッションがありますが、個人的には「物語の登場人物になって謎を解く」という「ロールプレイ」「物語体験」の比重が非常に大きいと思っていて、プレイしたあとに全員が「楽しかった!」と思えれば、結末がどう転んだとしても大成功だと思ってます。マダミスはネタバレ禁止の「一度きりの物語」なので、プレイ後にわいわい感想戦できるのも、プレイした人たちならではの時間でとても好きです。ユドナリウムとディスコードが使えれば、フォロワーとたくさん話せてゲームもできてたのしい。マダミスがある時代に生まれてよかった。
現場がないと悲しいオタクたち、ソシャゲに課金してちょっと贅沢なご飯をテイクアウトして、それでもどうしても楽しいことが見つからないオタクたち、ゴールデンウイークひきこもってやることがないオタクたち、フォロワー誘ってマダミスであそぼう!
お題「#おうち時間」